キーエンスは新たな価値を持つモノづくりに精力的に取り組んでいる企業。
センサーや測定器、画像処理機器、ビジネス情報機器など多数の商品を開発・製造・販売しています。そんなキーエンスの成功の秘訣となった、モノづくりへのこだわりに注目です。
多数の新商品が世界初
キーエンスは1974年に設立されて以来、様々な商品開発を通してモノづくりのノウハウや実績・技術力を磨いてきた企業です。
世の中にない新たな価値を生み出すことをモットーとして新商品の開発を行い続け、結果として同社から世に生み出された新商品の約70%が世界初・業界初の商品として評価を受けることになりました。
日本国内だけではなく、海外にもその開発力の秀逸さが評価を得ているのです。
国や業界・業種を問わず、多くの人がキーエンス製の商品を採用し、今も社会の一部として活躍させています。
実際に同社が手掛けているのは、センサーや判別変位センサー、イオナイザ、画像処理システム、タッチパネルなど多岐にわたります。
新商品のデジタルマイクロスコープ元素ヘッドは、マイクロスコープで観察しながら気になるものをそのままの状態で元素分析が可能など、痒い所に手が届くと言える革新的な機能性を持っています。
タッチパネルやプログラマブルコントローラなど、今も上位システムに繋がる多彩な新製品を生み出し続けています。
目覚ましいグローバル化
モノづくりを通して新たな価値を持つ商品を開発し続けているキーエンスは、日本だけではなく海外でも多数の支持を得ています。
現在は海外にも多数の拠点を持っており、アメリカ現地法人を設立したほか、中国・インド・ブラジル・インドネシア・ベトナム・フィリピンと着実に海外拠点を広げてきました。
その数は世界46か国、230拠点にも上ります。
目覚ましいグローバル化を遂げているキーエンスは、多数の販路に支えられて企業としての大きな成長を見せ続けています。
世界中のあらゆる業種のモノづくりをフィールドとして掲げる同社では、研究開発・設計、製造から加工、検査、流通…とあらゆる段階に至るまでを社内で一貫して担っています。
代理店を介さないダイレクトセールスのスタイルを貫いてきた同社だからこその、課題解決力とニーズに寄り添う付加価値の高い商品開発が国内外を問わず高い評価と支持を得ているのです。
今後もさらに拠点を広げていくことが予測されるでしょう。
付加価値へのこだわり
キーエンスがモノづくりに際して貫いているのが、「付加価値」へのこだわりです。
付加価値とは事業活動によって生み出された新たな価値であると考えており、社会に役立っている度合いを表す指標として、最大の付加価値を持つ商品を生み出すことで社会に貢献しています。
「最小の資本と人で、最大の付加価値を上げる」という経営の原点を持っていることが、キーエンスならではの成功の秘訣と言えるでしょう。
潜在的な課題を発掘する営業部門のスタッフと、一歩先にある潜在ニーズをくみ取って形にする開発スタッフのチームワークにより、多彩なプロジェクトを企画・展開し続けています。